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実はクトゥルフ神話という今回のキーワード自体が鑑賞ハードルを上げてしまっているのかもしれないですね。意外と実は皆様もクトゥルフ神話の引用された作品を見ている(かもしれない)ので改めてご紹介させていただきますね。
映画ドラえもん のび太のカチコチ大冒険
2017年公開の映画ドラえもんシリーズ通算37作目となるこの作品では南極の氷の地下に隠された謎の古代文明、タコ(クトゥルフ)の様な怪物、相手の姿に化けれる存在といった感じでクトゥル神話ぽさを感じるアイテムがとても多く登場します。物語の進行もクトゥルフ神話物語として有名な「狂気の山脈にて」を思い出させるシーンも登場します。
魔法戦隊マジレンジャー
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91LNfUyf6VL._RI_.jpg)
2005年公開のスーパー戦隊シリーズ第29作目の特撮ヒーローである魔法戦隊マジレンジャーが戦う相手となる地底冥府インフェルシアの冥獣には、魚の様な頭部を持つ冥府神ダゴンという幹部が登場する。
クトゥルフ神話的にダゴンとは「インスマウスの影」に登場する半魚人や、ダゴンを神として崇拝する邪教団ダゴン教団などが存在します。
これはかなりスーパー戦隊vsクトゥルフ神話なのかもしれない。
ファイナルファンタジー
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30年以上続く日本を代表するRPGの一つであるファイナルファンタジーにもクトゥルフ神話と同盟のキャラクターやキーワードが多数登場します。
シリーズを通して登場するモンスター「シャンタク」はまさにクトゥルフ神話にも登場し、様々な外なる神に仕えている奉仕種族のモンスター「シャンタク鳥」ではないかと。
また「ファイナルファンタジー零式」にはクトゥルフ神話と同じくインスマス海岸やエイボン地方といった地名が登場しています。
ドラゴンクエストモンスターズ・スーパーライト
![](https://i.ytimg.com/vi/FoDT7XkX0Eg/maxresdefault.jpg)
ファイナルファンタジーと同じく日本を代表するRPGシリーズであるドラゴンクエストにも同じくシャンタクというモンスターが登場します。
![](https://gamewith.akamaized.net/img/4309bae322963e5bcc7eea04c4d9393b.jpg)
Fate Grand Order / FGO
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ゲームブランドTYPE-MOONによるスマートフォン専用ロールプレイングゲームであるFate Grand Orderの中にもヨグ=ソトースというクトゥルフ神話(HOPELESSにも)登場する写真の力を使う少女キャラクター「アビゲイル・ウィリアムズ」が登場する。
![](http://boyshearts.wpblog.jp/wp-content/uploads/2017/12/fgo_abigail_5.jpg)
銀の鍵そのものとなった彼女は窮極の門(ヨグ=ソトースの門)を通じてあらゆる空間にアクセスすることができる、という様に彼女の能力はまさにクトゥルフ神話で登場するヨグ=ソトースを彷彿とさせる。
どうでしょうか?意外と知らないうちにクトゥルフ神話と触れ合っている作品があったのではないでしょうか?はっきりとクトゥルフ神話物語と銘打っていないだけで引用される作品は他にも多数ありますし、もちろんクトゥルフ神話を知らなくてもどの作品も楽しむことが出来ています。
もちろんHOPELESSでも上記の作品同様にクトゥルフ神話を知っていれば深く楽しめる部分もありますが、知らず知らずに触れていた作品と同じく全く予備知識なく見ていただいても楽しめる作品になっているはずです。気軽にお楽しみいただければと思います。
プロデューサー 酒井りゅうのすけ
追伸
もしも少し詳しく知ってから作品を見たいと思っていただける場合は、先日web配信で行ったアンソロジスト・文芸評論家の東雅夫さんとの対談をご覧いただければと思います。